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実践 嚥下内視鏡検査(VE) ─動画で見る嚥下診療マニュアル─(DVD付)

監修:廣瀬 肇(東京大学 名誉教授)
著:大前由紀雄西山耕一郎生井友紀子
ISBN:978-4-900637-42-9
判型:B5判 100ページ オールカラー
発行日:2011年2月25日

本体価格
¥6,000
税込み販売価格
¥6,480
在庫状態 : 在庫有り
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内容

●VEを実施する際に必要な基礎知識から施行手技や結果の解釈、診療方針の決定までを網羅!
●本書の記述を読むことと並行して、DVDをみることによって、一層理解が深まります。
●耳鼻咽喉科医だけでなく、各科の医師、および言語聴覚士をはじめとするコ・メディカル要員においても、嚥下障害への理解を深めるための必携の書!
●平成22年度の診療報酬改定に伴って、「内視鏡的嚥下機能検査」が点数化された。本書の狙いは、これまであまりこの検査に取り組んだ経験のない耳鼻咽喉科医にもVEの重要性を理解してもらい、その上でVEを積極的に日常の耳鼻咽喉科診療に取り入れてもらうことにある。
●今や嚥下障害への対応は耳鼻咽喉科医にとって避けて通れない喫緊の課題である。本書を通して、一人でも多くの耳鼻咽喉科医がこの問題にさらに興味と関心をもっていただくことを切望する。
●さらに嚥下障害に関わる医師、および言語聴覚士をはじめとするコ・メディカル要員も、本書を通して、嚥下障害への理解を深められると期待している。

●キーワード:嚥下障害 内視鏡 video endoscopy 廣瀬 肇 大前由紀雄 西山耕一郎 生井友紀子

目次

第1章 嚥下障害を診る
1 嚥下障害の背景を知る
2 嚥下障害の診断
3 嚥下障害の治療

第2章 嚥下のしくみ
I 嚥下のしくみ
1 摂食・嚥下の過程
2 誤嚥を防ぐしくみ
II 内視鏡でみる,嚥下の過程と嚥下のメカニズム
1 咽頭期の定義
動画 2-1 咽頭期の定義
2 嚥下時の喉頭閉鎖
動画 2-2-1 舌根レベルでの観察
動画 2-2-2 咽頭レベルでの観察
3 気管側からみる声門レベルの閉鎖
動画 2-3 気管側からみる声門レベルの閉鎖
4 息止めでみる喉頭閉鎖のメカニズム
動画 2-4 息止めの程度でみる喉頭閉鎖
5 嚥下時の食道入口部の開大
動画 2-5 呼吸路から嚥下路への変化
6 食塊の移送
7 嚥下反射の惹起(咽頭期の開始)のタイミング
動画 2-6 嚥下反射の惹起のタイミング

第3章 内視鏡下嚥下機能検査(VE)の基礎
1 内視鏡下嚥下機能検査の位置づけと有用性
2 喉頭内視鏡検査との相違

第4章 内視鏡下嚥下機能検査の実際
I 検査の準備
II 検査を始める際の注意事項
III 検査の手順
1 検査目的に応じて内視鏡先端の位置を決める
動画 4-1 内視鏡の位置による相違
2 検査手順
動画 4-2-1 検査の手順(ステップ1)
動画 4-2-2 検査の手順(ステップ2)
3 検査の工夫
動画 4-3-1 咽頭注水法とその後の対応
動画 4-3-2 息止め嚥下法の習得

第5章 内視鏡下嚥下機能検査の観察ポイント
I ステップ1:検査食を用いない状況での観察ポイント
1 運動機能は左右を見比べる
動画 5-1-1 運動機能の観察─不随意運動─
動画 5-1-2 運動機能の観察─鼻咽腔閉鎖不全─
動画 5-1-3 左喉頭麻痺
動画 5-1-4 左喉頭麻痺+左咽頭筋麻痺
動画 5-1-5 左咽頭筋麻痺
2 咽頭残留から嚥下状況を予想する
動画 5-2-1 咽頭残留
動画 5-2-2 咽頭残留から病態を予想する
3 息止めを指示して喉頭閉鎖能をみる
動画 5-3 息止めでみる喉頭閉鎖
4 喉頭の感覚機能を評価する
II ステップ2:検査食を用いた状況の観察ポイント
1 ホワイトアウトまでの状況
動画 5-4-1 早期咽頭流入(症例1,2)
動画 5-4-2 早期咽頭流入(症例3)─検査食の違いでみる咽頭流入─
動画 5-5 嚥下反射の惹起遅延
2 ホワイトアウトの状況
3 ホワイトアウト後の状況
動画 5-6 嚥下後の咽頭残留
動画 5-7-1 喉頭流入像
動画 5-7-2 ホワイトアウト前の誤嚥
動画 5-7-3 ホワイトアウト後の誤嚥
動画 5-7-4 嚥下の状況から誤嚥を予想する
動画 5-7-5 嚥下反射の惹起不全型の誤嚥
動画 5-7-6 気管側からみる誤嚥
4 嚥下状況の違いを確認する

第6章 検査に基づく診療指針─嚥下内視鏡検査でどこまで判断できるか─
I 対応基準
1 外来において経過観察する
2 外来で嚥下指導や訓練を行い,経過を確認する
動画 6-1 高齢者の痰のからみと微熱から誤嚥のリスクを予測する─症例1─
動画 6-2 高齢者の痰のからみとのどの違和感から誤嚥のリスクを考える─症例2─
動画 6-3 嚥下後の咳から誤嚥のリスクを予想する─症例3─
動画 6-4 潜在的な誤嚥のリスク─嚥下機能の低下─症例4─
動画 6-5 喉頭内の貯留物(喉頭クリアランスの低下)─症例5─
動画 6-6 嚥下反射の惹起遅延に対応する─症例6─
動画 6-7 嚥下指導と訓練─咽頭残留への対応─症例7─
動画 6-8 嚥下反射の惹起遅延と咽頭残留─症例8─
動画 6-9 多量の咽頭残留─症例9─
3 専門的な医療機関に紹介する
動画 6-10 咽頭残留への対応─症例10─
動画 6-11 咽頭期の障害─左右差のある病態─症例11─
動画 6-12  喉頭水平部分切除(喉頭蓋を切除)例─息止め嚥下の習得を目指す ─症例12─
動画 6-13 嚥下機能補強手術を実施する─症例13─
4 「評価や治療の適応外」との判断を行う
動画 6-14 治療の適用外の判断─症例14,15─
II 誤嚥の重症度
動画 6-15 誤嚥発症の病態
動画 6-16 気道防御反射(咳反射)の低下
III 嚥下障害の重症度
1 段階的な経口摂取を開始できるか?
動画 6-17 内視鏡検査から経口摂取困難と判断した症例
2 経口摂取のレベルアップを目指す

第7章 リハビリテーション
1 間接訓練:食物を用いずに行う訓練
2 直接訓練:食物を用いる訓練